ガイドってどんな仕事?
今日は私がしているガイドの仕事についてお話ししたいと思います。
ガイドと言ってもいろいろな種類がありますが、私はスペイン語の全国通訳案内士です。
簡単に言うと、訪日観光客に付き添い、外国語を使って日本各地に案内する仕事です。
また、必要に応じてお店や観光施設の人との間の通訳もしています。
私はいつも少人数(6人くらいまで)の個人客(FITといいます)を案内しています。
観光施設を案内するにしても、ただそこの施設について歴史やいわれを説明するのではなく、日本の文化や習慣の説明も加えることが多いです。せっかくはるばる日本まで来てくれて、その貴重な時間を私と1日なり数日一緒に過ごすのだから、できるだけ楽しんでもらおうと日々試行錯誤しています。
ガイドの仕事のだいたいの流れとしては、
・旅行会社などから空いている日の確認がある。
・旅行会社から旅程が送られてくる。
・内容を精査、疑問点を旅行会社に確認。
・必要に応じて下見。
・ツアー遂行。
・報告書や清算書の記入、旅行会社への提出。
といった感じです。
お客さんの年齢や人数、雰囲気によってツアーの内容を変更することはよくあることで、細かな気遣いと柔軟性がなによりも大事な仕事だと思います。
個人客の場合、公共交通機関で移動することが多いので、バスの路線や地下鉄の乗り換えなどの確認も必要です。方向音痴の私は毎回苦労しています(^^;)。
また、朝9時からツアーがスタートすることが多いので、朝が苦手な私としては前日の夜はいつもドキドキものです。
それでもガイドの仕事を続けているのは、
・お客さんが喜ぶ姿を見るのがうれしいから
・お客さんのおかげで日本という国について日々再発見ができるから
といういい感じの理由と一緒に、
・自分のスペイン語を維持、向上させる最良の手段だから
というもうちょっと個人的な理由もあります。
全国を飛び回り、ばんばん仕事をしているガイドさんに比べ、私はかなりマイペースですが、この仕事が好きなので細く長く続けていきたいと思っています。