スペイン語ガイドayitaの備忘録

ガイドのことを中心に、語学や旅行のことも書きます。

ガイドをやっていてよかったなと思うこと

今年もそろそろ終わりに近づきましたね。

今日は、スペイン語ガイドをやっててよかったなと思うことを書いてみたいと思います。

 

大きく4つに分けてみました。

 

スペイン語レベルの維持、向上が可能

どんな語学もそうですけど、ある程度ものにできるまでには(マスターするという言葉は好きじゃないので使いませんが)時間がかかります。そのくせ、忘れるのは簡単。。

ガイドの仕事はある程度言葉が話せないと成り立たない仕事なので、半ば必要に迫られてスペイン語レベルの維持、向上ができます。そうしながらお金ももらえるのでありがたいです。

 

・日本の文化や、歴史、社会についての知識がつく(そしてそれを説明できるようになる)

これも仕事柄身についていくことですね。外国人に金閣寺について説明する場合とかだけでなく、もっとざっくり「日本の歴史について教えて」、「日本の教育制度について教えて」と聞かれることもよくあります。

また、スペイン語で説明するにあたって、そのまま訳しても通じない言葉を説明する必要もあります。

例えば食べ物の名前。「しゃぶしゃぶ」なら「薄いスライスした肉や野菜を、お湯の入った鍋につけ、そのあとポン酢などにつけて食べる料理で、しゃぶしゃぶは肉をお湯につけるときの様子を表すオノマトペです」みたいなことを説明します。またポン酢もわからないので、「柑橘系の果汁を加えた醤油」と説明したりします。

専門家のように知っている必要はありませんが、あらゆることについて、ざっくり説明できるようになる必要はあります。本当にいろんな質問があるので(^^;)

その過程で、いろいろ調べたり、本を買って読んだり、ガイド協会がする研修にいったりして、知ってるようで知らなかった日本の勉強をたくさんすることができます。他国と比較してみると、日本のことがより客観的に見れて面白いです。

気になることを調べてみる習慣がついたと思います。

 

・日本にいながらにして、外国人とたくさん交流できる

異文化に興味があり、新しい人に出会うのが好きな私には、とてもいい仕事です。自分の生まれ育った関西で、家族や友人の近くに住みながら、こんだけたくさんの外国人と話せる仕事はとても魅力的だと思いませんか。

日本についての彼らの客観的な意見を聞くのも、自分の国で起こってること、家族や仕事の話を聞くのもすごく面白いです。

 

・時間の融通がきく

ガイドの仕事は、私を含め、複数の旅行会社と契約したり、ガイド協会から仕事をもらったり、ガイドのプラットフォームに自分のホームページをのせたりして、フリーランスで働いている人が多いです。つまり働く日と働かない日をある程度自分で管理できます。

この月はがんばって仕事して、来月は長めの旅行にいこう、みたいな計画がたてやすいです。もちろん給料は働いた分だけしかもらえませんが(^^;)

いかがでしたでしょうか。

今年は途中から観光客が戻りだして、ガイドの仕事も増えてきました。来年もこの流れが続くことを願っています。

来年も細く長く楽しんで、ガイドの仕事をしたいと思います。

みなさん、よいお年を。